どうして占いにはまるの?電話占い依存になる原因と心理

電話占いが人気になっていますが、電話占いにハマってしまい『電話占い依存症』という問題も増加してきています。

今回は、電話占い依存症の原因と対処法について詳しくご紹介していきます。ぜひ参考にしてくださいね。

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電話占い依存とは?

大人気の電話占いですが、実はとても危険が潜むものだと知っていましたか?その危険とは、【依存症】になってしまうことです。

依存症と聞いて恋愛・タバコ・ギャンブルなどを思い出すでしょうが、これらと同じように電話占いも依存性が強く、電話占いで人生をめちゃくちゃにしてしまっている人も多くいるようです。

具体的には、【借金を作ってしまった】【自分では何も決められない】【自分をコントロールできない】というような症状が現れます。

実際に「電話占い依存症になって友人も信用も失いました。残ったのは数百万の借金だけです。」と人生をめちゃくちゃにしてしまった人もいます。

簡単には抜け出すことができない電話占い依存症ですが、人生まで狂わせないためにも、今のうちから依存症にならない方法を知っておく必要があります。

今回は、電話占い依存の原因・心理・克服法についてご紹介していきます。電話占い依存症になりやすい人の特徴もご紹介していきますので、あなたもぜひチェックしてみてくださいね。

電話占い依存者の心理

電話占い依存という症状がありますが、電話占い依存者の心理はどのようなものだと思いますか?まずは、電話占い依存者の心理についてご紹介していきます。ぜひ参考にしてください。

占いをほぼ絶対として信じている

電話占い依存者は、占いをほぼ絶対として信じています。依存症になる人は、過去に1度でも占いで当たった経験があり、占いを【魔法】かなにかと勘違いしている場合が多く見られます。

悩みがあるたびに「絶対に当たる」「絶対に悩みを解決してくれる」と思い込んでは占ってしまい、占ってもらうごとに占いを信じ、そうして電話占いにハマっていってしまうようです。

過去に恋人から裏切られたことのある人や友達に騙された人、それが原因で何でも話せる友達がいないような人が電話占い依存症にかかりやすいようです。

常に不満や不安を持っている

電話占い依存者は、常に不満や不安を持っている傾向があります。

占い師さんに鑑定してもらった答えに納得できなかったり、信じることができなかったり…鑑定結果を信じることができず、また別の占い師さんに相談すことを繰り返し続けてしまいます。

どの占い師さんに鑑定してもらっても納得することができず、不満や不安を抱え込み、気付けば電話占いを止めることができなくなってしまっているそうです。

自分の感情をコントロールできず、時間や場所に関係なく大声で泣き出したり急に怒り出したりと、情緒不安定な人になってしまいやすくなりますので、周りからおかしな目で見られてしまうことにも繋がってしまいます。

誰かにサポートされたい

電話占い依存者は、悩みや不安なことがあるたびに占いを頼ってしまうため、自分で解決するための方法を考えることができなくなってしまいます。

そのためいつも誰かにサポートされたい・誰かが助けてくれると思うようになり、繰り返し電話占いに相談してしまいます。

その理由は、「家族や友達に相談してしまうと引かれてしまわないか?」「他の人に漏れてしまわないか?」と考えてしまうことが原因だとされています。

反対に占い師さんであればどんな悩みでも聞いてくれますし、身近な人に話が漏れてしまう心配もありません。また1度でも占いで当ててもらったことがある人は、占い師さんの意見が絶対だと思うようになってしまいます。

占い師さんに絶対的な信頼をおいており、お願いすれば何でも解決してくれると思うようになっているので、いつでも相談に乗ってくれる電話占いに頼ってしまうようです。

電話占い依存になる原因

電話占い依存になってしまうのは、やはり原因というものがあります。どのような原因があるのかご紹介していきます。あなたも電話占い依存にならないように参考にしておいてください。

悩んでいることの答えが、占いだと簡単に出るから

電話占い依存になってしまう原因として、悩みの答えが簡単に出るということが考えられます。どんな人でも悩みを抱え続けたいとは思いません。

嫌な気分になったり、気分が落ち込んだままでいることを拒否したいと考える生き物です。家族や友達に相談したとしても、すぐに解決できるとも限りませんし、参考になることを言ってくれるとも考えていません。

それに比べて占い師さんに相談すると、誰に相談するよりも早く答えを導き出してくれたり納得いくアドバイスをもらえると思い込んでいます。その解放感から悩みや不安があるたびに占い師さんに相談し、結果的に電話占い依存になってしまうそうです。

悩みを吐き出すことができるから

心にしまっていた悩みを吐き出すことができるので、電話占い依存になってしまいやすいそうです。誰でも1つや2つの悩みを抱えています。

一般的には悩みがあれば自分で考えたり、家族や友達への相談を繰り返すことで解決していきますが、電話占い依存者は自分で考えることもせず、誰にも相談することをせず、すぐに占いに頼ろうとします。

何ごとも占い師さんが絶対だと思い込んでいるため、身近な人に自分の気持ちや思いを吐き出そうとしません。マジメで頑張りやな人に多かったり、友達が少ない人に多く見られます。

鑑定結果が当たるから

悩みを占い師さんに相談して1度でも鑑定結果が当たったことのある人は、電話占い依存になりやすい傾向があります。

鑑定結果が当たったことで悩みが解決できた人もいますし、「復縁したい」「あの人と付き合いたい」というような願いを叶えることができたと勘違いしている人もいます。

こういう人は占いを【魔法】と考え、占い師さんを【魔法使い】と思い込んでいます。そのため繰り返し占いに頼り、気づかないうちに電話占い依存になってしまうそうです。

電話占い依存になりやすい人の特徴

電話占い依存になりやすい人は、共通した特徴を持っています。どのような特徴があるのかご紹介していきます。あなたも電話占い依存になっていないかチェックしてみてください。

お酒をよく飲む

電話占い依存になりやすい人は、お酒をよく飲む人が多いという特徴があります。

美味しくお酒を飲むのであればまだ良いのですが、電話占い依存になりやすい人は悩みや嫌なことから逃げるためにお酒を飲んでしまっています。

お酒は正常な判断力を失わせます。大量にお酒を飲み、自暴自棄になったり感情のコントロールができなくなったりすることで、嫌なことから逃げようとしてしまっているだけです。

このようなタイプは極端に心が弱い人に多く、問題が起きるたびにお酒に逃げてしまいアルコール依存にもかかるタイプだとも考えられています。

悩むとすぐ誰かに相談をしている

電話占い依存になりやすい人は、悩みをすぐ誰かに相談しようとする特徴があります。

些細なことでもクヨクヨと悩み、その割には自分で解決しようとはしません。「誰かが助けてくれる」「話を聞いてくれる」と思っており、すぐに誰かに相談してしまいます。

相談される人も初めのうちは問題ないのですが、何度も何度も些細なことで話を聞かされアドバイスしても否定されていると、話を聞くことすらしなくなっていきます。

こうなったときに電話占いに頼り、電話占いだといつでもどんなときでも話を聞いてくれる安心感から依存してしまうことになってしまいます。

騙されやすい

電話占い依存になりやすい人は、騙されやすいという特徴があります。恋愛・友達・買い物・詐欺...どんなことにでも騙されやすく、言い換えれば信じやすい・疑わないタイプだとも言われます。

そのため、電話占いで鑑定結果が当たってなくても占い師さんの言うことを信じ込んでしまいやすく、インチキ占い師さんにも騙されてしまいやすいです。

結局は繰り返し相談しては止められなくなってしまい、電話占い依存症になってしまうそうです。「自分は騙されない」「自分は大丈夫」と考えてしまっている人は注意が必要です。

単純な性格

物事を深く考えない単純な性格をした人も、電話占い依存になりやすい人の特徴だと言われています。

【単純=明るい性格】と考えている人も少なからずいるようですが、単純な人は基本的には何も考えていません。悩みや問題がでてきたとしても「誰かが何とかしてくれる」「誰かに何とかしてもらおう」と考える傾向があります。

いつまで経っても問題が解決することはなく周りからは呆れられてしまい、最終的に電話占いで解決しようとしてしまいます。

周りから単純だと言われていたり、自分でも物事を深く考えないタイプだと認識している人は、1度でも電話占いをしてしまうと依存しやすくなりますので注意が必要ですよ。

電話占い依存を克服する方法【軽症編】

電話占い依存について特徴をご紹介してきましたが、ここからは電話占い依存を克服する方法についてご紹介していきます。

依存度別で克服法は違ってきますので、怪しいと感じている人はぜひ参考にしてくださいね。まずは、【軽症】からのご紹介していきます。

電話占い以外の鑑定方法でカバーをする

電話占い依存度が【軽症】の人は、電話占い以外の鑑定方法で占ってもらうようにしてみましょう。

占いは電話以外にもたくさんあります。対面占い・メール占い・チャット占いと、その種類もさまざまです。

そもそも電話占いに依存してしまうのは占い師さんと電話が繋がりさえすれば、時間や場所を気にせず相談することができることが原因の1つでもあります。

対面占いだと直接占い館まで足を運ばなければいけませんし、メール占いだと鑑定結果が出るまでに多少時間がかかります。

電話占い依存症を克服したいのであれば占いができる環境から距離を置いてみましょう。実際に「対面占いに切り替えたことで、行くのが面倒だから占ってもらう回数を減らせた」という人もたくさんいらっしゃいます。

「電話占いに依存してるかも...」と感じ始めている人は、ぜひ電話占い以外の鑑定も試してみましょう。

しっかりした友人に相談をする

しっかりした友人に悩みを相談することで、電話占い依存を克服することもできます。

電話占いに依存する人は、家族や友人に相談することを苦手としている人が多く、マジメで頑張りやな人だったりプライドが高い人が依存してしまう場合がほとんどです。

誰にも相談しようせず1人で何とかしようとした結果が、電話占いを繰り返し頼ってしまうことが依存してしまう原因です。

友人であれば相談に乗ってくれます。真剣に話を聞き、一緒になって解決するための方法も考えてくれます。また、友人だからこそ他の人に悩みが漏れることも考えられません。

電話占いではなく友人に相談することを心がければ、自然と電話占い依存を克服することもできますし、友人との信頼関係を深めるきっかけにもなります。ぜひ試してみてくださいね。

電話占い依存を克服する方法【重症編】

続いては、電話占い依存度が【重症】の人のための克服法のご紹介になります。

重症の電話占い依存症は、簡単に抜け出すことができないと言われています。ですが今回ご紹介する克服法は誰でもできる方法となっていますので、ぜひ参考にしてくださいね。

自分のことは自分で鑑定できるようにする

電話占い依存度が【重症】の場合は、占いを勉強して自分のことは自分で鑑定できるようにするという克服法があります。

意外とこの方法で克服しているようです。重症の依存者にまでなっていると、好きな鑑定方法などを持っていることがあると思います。

霊視鑑定が好きな人もいれば、タロット鑑定が好きな人もいるはずです。霊視などの特殊な能力を必要とする占いではなく、覚えさえすれば誰にでもできるタロット占いなどをマスターしてみましょう。

不安なとき選択を迫られるような悩みを抱えたとき、自分で占って自分で決めることができるようになれば、電話占い依存を克服することもできます。自分のことを自分で楽しみながら決断できるようになれますよ。

なんでも相談ができる友人を持つ

電話占い依存度が重症の場合、なんでも相談ができる友人を持つようにしましょう。そうすることで、電話占い依存を克服することができます。

電話占いに依存してしまう人は、自分の周りに何でも話せる人がいないというケースが多いです。嬉しかったこと、悲しかったこと、悩んでいること些細なことでも構いません。

なんでも話せる友人を持とうとしないことが原因で、占い師さんに頼ってしまうことになります。

いきなり悩みを相談するのではなく、楽しいことや嬉しいことを話せる友人を持つようにしましょう。

友人に心のうちを話すことで、気持ちも軽くなり占いに頼ろうとしなくなりますし、電話占い依存からも克服できるようになりますので、少しずつ友人に相談していくことを増やしていきましょう。

余計克服できなくなるNGなこと

電話占い依存の克服法をご紹介しましたが、間違った方法が余計に克服できなくなってしまうこともあります。どんな方法があるのかご紹介しますので注意してくださいね。

1人の時間を作ろうとする

1人の時間を作ろうとしてしまうと、余計に電話占い依存から抜け出せなくなってしまうので注意しましょう。電話占いにハマっていく人は1人の時間が少しずつ増えていきます。

誰と話をするわけでもなく、ただ占い師さんに電話をかけたり当たる占い師さんを探したり...。占いに関することばかりに時間を使おうとしてしまい、友達からの誘いや家族との時間を無意識に避けようとしてしまっています。

1人の時間を作ってしまうと答えの出ないことを考えてしまうだけ。まずは、意識して家族や友達との時間を作ってみてください。身近な人との会話のなかで悩みを相談し解決することも、電話占い依存から抜け出すこともできますよ。

他人を頼らない

電話占い依存を余計に克服できなくなってしまうのは、他人を頼らず自分で解決しようとしてしまうことです。

マジメな人やプライドが高い人に見られる特徴でもありますが、悩みを抱えることは恥ずかしいことではありません。また相談することがダメなことでもありません。どんな人でも自分では解決できないときというのは必ずあります。

そんなときは、素直に他人に頼ったり甘えていくことを意識していきましょう。

他人を頼らないと心が疲れてしまうだけ…。疲れてしまうとまた占い師さんに電話をかけてしまい、依存度が今以上に高くなってしまう原因にもなってしまいます。少しずつ信頼できる人を頼り、身近な人に相談していくことが大切ですよ。

何ごとも信じすぎる

意外と知られていないのが何ごとも信じすぎるということが、電話占い依存を余計に克服できなくさせてしまうこともあります。

当たる占いをうけるには【信じる】ということが大切です。ですがあまりに占い師さんの結果を信じすぎてしまっていると、「占い師さんは絶対」「占いの結果は間違いない」という考えになってしまいやすく、結果的に占い依存から抜け出すことが難しくなってしまいます。

疑えとは言いませんが、鑑定結果や占い師さんの言葉は参考解決法の選択肢の1つとして考えるようにしましょう。

占い師さんの言葉を参考にしながら、自分で悩みの解決法を見つけていくようにすることが電話占い依存を克服する方法でもあります。

電話占い依存を克服した人の体験談

実際に、電話占い依存を克服した人の体験談をご紹介します。電話占いが、中毒性も高く危険なものでもあるということがリアルにわかります。ぜひ参考にしてくださいね。

30代:OL

たまたま雑誌で見かけていた電話占いサイトに、興味本位で相談したことがきっかけで依存してしまいました。彼氏とのケンカが増えてきていたし、そのことを占ってもらったんです。自分の名前を伝えただけなのに、ビックリするぐらい当てられたんです。相談したかったこと、自分や彼氏とのこと。どうしたらそこまでわかるのか不思議なぐらい当てられて。アドバイスもくれましたけど、その効果もバッチリでした。それから彼氏とのことで何かあるたびに相談してたんですけど、知らず知らずに相談する回数も相談している時間も長くなってきてたんです。気付けば彼氏以外のことも全部占い師さんに相談するようになってたし、これじゃマズイと思って友達や彼氏と遊ぶことに集中しました。初めのうちは電話占いしたくてウズウズしてましたが、少しずつ気にならなくなり、今ではほとんど電話をかけていません。無駄遣いしちゃったなぁ…なんて思ってます。依存症になると怖いです。

20代:事務員

別れた彼氏と復縁したくて電話占いで占ってもらいました。別れた理由や彼のことをたくさん当てられたことで信じるようにしました。本当に些細なことばかり相談してました。復縁できる方法は?いつ連絡がくる?私から連絡しても大丈夫?今となっては自分で考えればいいだけのことだと思うけど、そのときは全く考えることができませんでした。一人の時間が増えて友達からの誘いも断り、完全に孤立しおかしくなっていました。完全な電話占い依存症です。そこから抜け出せたのは家族でした。私が変わっていくことを心配して、電話を盗み聞きされたんです。ひどいと思いますが、そこまでされなければ未だに依存から抜け出せてはいません。家族会議で全部話をしました。給料のほとんどを電話占いにつぎ込んでいたこともバレてしまい、お金の管理もネットのチェックもされるようになりました。家族の助けもあって、ようやく1年以上かけて依存症から抜け出せてきてます。まだ突然電話をかけたくなる衝動にかられることもありますが、最近は、あまり考えることもなくなりました。本当に苦しい1年でした。もうあんな思いしたくないです…。

30代:介護士

私は電話占い依存症でした。やめれたきっかけは電話占いでつくった借金でした。多い月は10万円以上もつぎ込むほど…。カードの支払いがきつくなり、親や友達に嘘をついてお金を借りるようになっていました。周りからも心配されてたのですが、私を心配してくれる人の声は無視し、必死になって占い師さんへの相談を繰り返す毎日。お金がなくて食べることができなくても電話占いをしていて、多いときは1日10回近くもしていたぐらいです。そんなとき、借金の額が300万円にもなっていることに気づき、ようやく我に返りました。何も解決していない占いに300万もつぎ込んだ自分がバカらしくて消えたくもなりました。そんなときに救ってくれたのは両親でしたね。洗いざらい打ち明け、借金を肩代わりし、実家への強制送還。本当に苦しい毎日でしたが、ようやく抜け出せることができました。今は、占い関係は見ようとしません。いつ依存症が再発するかわからない恐怖がありますからね。悩みがあったら親や友達に相談するようにしています。1人だったらこのままどうなってしまったのだろうと考えたら怖くなります。

さいごに

電話占い依存になる原因・心理・克服法についてご紹介してきました。いかがでしたか?占いブームで人気に火がついた電話占い

電話さえあれば、いつでもどこでも相談し占ってもらうことができるものですが、依存症という危険で恐ろしいことも潜んでおり、深刻な問題にもなりつつあります。

どんなものでも依存してしまうと抜け出すことは難しく、治ったと思ってもぶり返してしまうことも多いのです。もちろん電話占いの依存症もぶり返してしまう可能性がありますので、使い方には注意しておきましょう。

今回、電話占い依存を克服する方法を依存度別でご紹介しました。もし、あなたが依存してるかも?と感じているようでしたら、早めに試してみてください。きっと効果を実感できるはずです。電話占いは、正しく使えばとても良いものです。使い方を間違えず、依存症にならないように注意してくださいね。

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